mille-feuilleが考える参考間取り
ここでは定期的に現存する中古マンション、空き店舗を
mille-feuille 的に間取り計画を発信していこうと思います。

今回取り上げる物件はこちらです!
名古屋市名東区/64.35㎡/1983年2月完成/物件価格1,280万

間取りとしての特徴は

【掃き出し窓が多い】【すでに解体済みである】

中古マンションの既存情報から物件の特徴をとらえて考えた参考間取りがこちらです、

間取りを見て頂いて分かるでしょうか?
LDKが玄関から続く土間に囲まれていて、
土間伝いにバルコニーへ出たり、寝室へ行けます。
土間という部分がある事でどこからでもLDK(集う場所)へアクセス出来て、
回遊できる間取りとなっています。
家事動線としても、寝室からクローゼットを通って直接水回り、キッチンへ行けるので、
朝起きて、歯磨きをして、キッチンで朝日を浴びながら朝食というように
朝のルーティーンがスムーズに行える様に考えました。

土間とリビングの段差は20センチです。(階段一段分の高さ)
リビングに腰かけながらコーヒーを飲みながらボォーっとしたり、
リビングに腰かけながら観葉植物の世話をしたり、
段差が良いアクセントとして効いているのではないかと思います。

しかし20センチの最大の恩恵は「水回りのレイアウトが自由に出来る」事です 。
既存間取りから、左側に水回りが集めないといけない事が解ったのですが、
土間があって回遊できるプランにするためには
「キッチンは物件の中心にあるべき!」と言う考えがありました。
その際水勾配を取るために床下が20センチあれば可能なので、
今回の間取りが生まれるにあたり「解体済み」は非常に大きい要素となりました。

【中古物件費用 1,280万 + リノベーション費用 800万 + 諸経費用200万=合計2,280万】

次回は間取りの特徴である土間がなぜ?生まれたのかをお伝えします。
ヒントは「掃き出し窓」のデメリットをメリットに変える為です。

続きの投稿を楽しみにしていて下さい!!